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LINEMAN NETWORK特別インタビュー
WE ARE LINEMAN Vol.6
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猪股 圭亮
株式会社スカイテック
 

Keisuke Inomata

1998年生まれ。福島県出身。2017年度入社。
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Q.好きな作業は?

カマ打ち。

多分、普通の人というか経験がないと

できないことだと思うので。

Q.これからラインマンになるひとへ。

大変なこととかもありますけど、うちの会社に来たら楽しく、仲良くできるし、仕事の内容もやりがいがたくさんあると思うので、一緒に頑張りましょう!

Q.今はどんな仕事をしていますか?

電線を新しく張ったり、古い電線を撤去したり、新しく張り替えたりする仕事です。

Q.ラインマンになったきっかけは?

高校の求人票で見て、自分で調べていくうちに、世の中のライフラインに携わっている仕事だというので、素直に格好いいなと思い入社しました。

Q.お休みの日は何をしていますか?

釣りに行ったり、

会社のスノボ好きな先輩と一緒にスノーボードをしに行ったりしています。

「一生懸命」。

誰になんて言われても、自分で一生懸命

頑張ったって自信を持って言えるくらい毎日頑張ったらいいんだ、と思っています。

Q.大事にしている言葉や格言は?

仕事をする上で心がけていることは?

感謝してから寝る。

危険な仕事というのは結構重々分かっているつもりでいて、いつも鉄塔から降りて宿舎に帰って、寝る前に「今日も安全に作業できたな」っていうので、いつも心の中で感謝してから寝るようにしています。

 

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はじめに、自己紹介をお願いします。

猪股さん

株式会社スカイテックの猪股です。福島県の会津出身です。

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ラインマンになったきっかけを教えてください。

猪股さん

高校の求人票で見て、自分で調べていくうちに、世の中のライフラインに携わっている仕事だというので、素直に格好いいなと思って入社しました。

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やっぱり今の時代の方達って気になる会社があったら調べますよね。

猪股さん

そうですね。僕は先生に調べろって言われたので。

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ラインマンになろうと思った決め手はなんだったのですか?

イメージしてかっこいいなと思ったのですか?

猪股さん

はい。あと、日中(の仕事)がいいかなと思って。

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そうなんですね。猪股さんの学校は

川﨑さん(インタビューvol.5参照)の管轄だったのですか?

猪股さん

そうですね。面接の時に(川﨑さんが)いらっしゃいましたね。

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本当ですか。その時の川﨑さんの面接の印象はどうでしたか?

猪股さん

正直に言うと、めちゃくちゃ怖かったです(笑)​。

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そうでしたか。面接は何人くらいでおこなったのですか?

猪股さん

僕の同期が5人いたんですけど、多分一人ずつ(面接室へ)入った気がします。

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それで面接官として居たのは・・・?

猪股さん

川﨑さんと、その時の社長、相談役と専務、あともう一人で5人くらいですね。

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5対1ですか。面接は緊張しましたか?

猪股さん

めちゃくちゃ緊張しました。田舎者だったので全然話せなくて・・・。

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緊張してしまいますよね。ちなみに同期の5人は今はどうしていますか?

猪股さん

周りは辞めてしまって、今は自分一人です。

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そうですか。その上で猪股さんは残るというか続けてこられているわけですが、続けられる原動力は何ですか。

猪股さん

仕事も面白かったし、(自分に)学がないのも分かっていたから他は務まらないだろうな
と思っているので・・・。

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続けることできっと見えてくることがありますし、
”継続は力なり”ですので素晴らしいことですね。
それでは、猪股さんの今されている仕事の内容を教えてください。

猪股さん

電線を新しく張ったり、古い電線を撤去したり、新しく張り替えたりの仕事です。

宙乗りして、カマ打って、緊線したり圧縮したりとかがメインですかね。
電線をばらしたりとか。

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いろんな作業がある中で、この作業好きだな、すごく楽しいなという作業はありますか。

猪股さん

僕はカマ打ちが好きですね。

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カマ打ちを知らない方へ向けてぜひどのようなものか教えてください。

猪股さん

電線にまたがってカマロン(※カムアロングの呼称)という電線を引っ張る。

工具を打ってくる。打って戻ってくる。

電線を遊ばせる作業ですかね。

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カマ打ちは経験値が必要なのですか?どのくらいから始められたのでしょうか。

猪股さん

鉄塔に本格的に昇り始めたのが2年目くらいなんですけど、そこから徐々に先輩と一緒に(カマ打ちを)やらせてもらったりしたので、結構割とすぐというか。

(鉄塔に)昇り始めてからは、”若い子の仕事はカマ打ち”みたいなところがあるので。

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カマ打ちにどんな魅力を感じているんですか?

猪股さん

多分、普通の人というか経験がないとそれこそできないことだと思うので。

普通の人はなかなかできない経験ができているなっていうところですね。

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自分の好きな作業箇所があるというだけでも長続きしそうですね。

マスターラインマンさんや先輩のラインマンさんがいて、その下で動いているという感じですか? 

猪股さん

そうです。班長の指示に従って今日はこれ、今日はこれ、といったふうに。

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はじめて行った現場はどんな現場でしたか?

猪股さん

千葉県の富津火力という50万ボルトの鉄塔の現場でした。

グランド線の張り替えの現場でした。

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その時は具体的にどんなことをされましたか?

猪股さん

昇降機に乗って先輩の仕事を見たり、あとは下にいる先輩に金魚のフンのようにくっついて歩いていただけですかね。よく分からなかったので。

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基本的には、見て、一緒に行動をともにして学ぶというスタイルだったんですね。

猪股さん

はい。

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その現場の中で、いいな、こういうところすごいなと思ったりとか、はたまた「こういう感じだったか!」と驚いたことなどはあったりしましたか?

猪股さん

そうですね・・・。

研修の時は鉄塔に昇るのがすごくきついなと思っていたんですけど、
その現場には昇降機という鉄塔の上まで送ってくれる機械があったので、それはすごく楽だし、いいなと思いました。

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研修で手昇りも覚えながら、いよいよ現場に入った時に昇降機の存在を知ったのですね。

自力で昇る大変さも体験して、楽さも体験したと。

マスターラインマンの川﨑さん(vol.5参照)も最初同じ現場で仕事をされたと話されていましたが、当時の現場の雰囲気を聞いた感じと今とでは全く違いますか?

猪股さん

そうですね、今とは全然違いますね。

今は(宿泊先として)旅館などがちゃんとあるし、1人1部屋、ちゃんとプライベートも保たれている感じになっています。

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そのあたりは変わってきているんですね。今は入って何年目ですか?

猪股さん

多分8年目・・・ですかね。

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これまでやってこられて何か心がけていることとか、現場に向かう時などゲンを担いだりしていることは何かありますか?

猪股さん

ゲン担ぎとかそういうのではないんですけど、やっぱり危険な仕事というのは結構重々分かっているつもりでいて、いつも鉄塔から降りて宿舎に帰って、寝る前に「今日も安全に作業できたな」っていうので、いつも心の中で感謝してから寝るようにしています。

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素晴らしいですね。

次の日に昨日のことはリセットしているような感じですか?

それとも、次の日をより気をつけていこうという思いでしょうか。

猪股さん

例えば失敗しちゃったとかそういうことがあれば、頭の中で「こう言う時こうした方が良かったのかな」とか、反省を踏まえながら想像している感じですね。

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マスターラインマンさんは自分の放った一言で好転することもあれば事故につながることもある。責任感が伴う、ということでしたがそこについてはどうお感じですか?

やっぱり先輩の一言で現場の空気が変わったりとか。

基本的にはいい方に行くと思うのですが、先輩の一言が納得できたり腑に落ちたりする場面はありますか。

猪股さん

朝、KY(K危険・Y予知 活動)をしている時などにパトロールで来ていただいて、「今日はこういう作業があるよね」という話をした時に自分が注意していなかった場所とかちょっと細かいところを言っていただけると、「あぁそっか、そこも気をつけなきゃだよな」って思う部分が多々あります。

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やはり先輩の目線、危険予知の経験から多くの気づきがありますよね。

厳しい職業だと言われる部分もありますし、多分(始める前にそう)イメージされていたと思うんですけど、イメージ通りだなと思うことと、ここは少し異なっていたなというところはありますか?

大変な職業かもしれないなっていうのは(求人を)調べていた時には思いましたか?

猪股さん

うーん・・・いや、特に何も思っていなかったです。

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特に前情報はほとんどなくて、募集が出て、自然に自分でやってみようと思われたんですね。

猪股さん

そうですね。高いところに昇るんだなあ、というくらいでした。

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その後作業をされていて、ここは厳しいなと思ったことは何かありますか?

猪股さん

現場によって工期が決まっているのでそれで休みが減ってしまうとか、結構(工期が)かつかつの時は、天候が悪くても最近はやるようになって、雨が降っていようが雪が降っていようがっていうところはあるので、やっぱり寒いのはつらいかなと思います。

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反対に、ここは想像と違ってすごく良かったということはありますか?

猪股さん

よかったなということは、やっぱり体をたくさん動かす仕事ということですね。

あとは日によって仕事の内容が違ったりとか、鉄塔によってちょっとやり方が違うとか色々違いがあるので、そういうのは飽きがこないので、すごくいいかなと思います。

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毎日同じようで違う仕事に取り組めるのはいいですね。
思い出に残っている、鮮明に頭にこの現場のことが残っているなといった仕事はありますか?

猪股さん

思い出に残っている現場は入って間もない冬の現場だったんですけど、新潟県の村上線というところで、毎日霙が降っていて気温も2度とか1度とかで手袋も濡れるし、カッパも濡れるし、全身濡れちゃうっていうので、すごく寒かったからそこはすごく鮮明に覚えています。

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聞いているだけで震えそうですね。

多分当時は辛かっただろうなと思いますけど、年月が経って振り返った時にいい思い出だなあと感じていますか。

猪股さん

そうですね。

「寒かったねぇ」って言いながら帰ってみんなでワチャワチャ飲んで・・・という時期が今思えば、あの時はつらかったけど楽しかったなと思います。

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みなさんとても仲がいいのが伺えますが、株式会社スカイテックさんはこんな会社だよと人に説明するとしたらどのように伝えますか?

猪股さん

今、歳も近い人が割と多いですし先輩後輩だけど、身内というか、友達のように気さくに話せるし、プライベートでも遊びますし、結構仲のいい会社だと思います。

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年齢の近い人たちも多いというのは楽しいですよね。

猪股さんが求人票を見て入ったきっかけに川﨑さんをはじめとする先輩方が頑張って学校を求人していたことがありますが、この話はご存知でしたか?

猪股さん

はい、知っていました。

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先輩たちが求人を頑張って自分たちのところに来てくれたわけですが、自分も将来そういうこと(求人活動)をやってみたいと思いますか?

猪股さん

ふふふ(笑)。いや・・・。

でも若い子は入って欲しいですね、やっぱり。

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求人から応募して、入社して自分の面接してくれた方が自分にとって社会人はじめての上司であり先輩ということで、面接してくれた時と今とで印象って何か変わりましたか?

猪股さん

そうですね。

自分の研修の時の先生が川﨑さんだったんですが、その時に、もう話してみたら、すごく笑ってくれるしとても優しかったので。

冗談もたくさん言うしいい人だなっていう印象になりました。

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面接から180度変わったわけですね。

猪股さん

そうですね。

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今回インタビューでマスターラインマンの話がありましたけど、そもそもマスターラインマンという称号があることについてはご存知でしたか?

猪股さん

はい、知っていました。

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それは猪股さんにとってひとつの目標になったりしますか?

猪股さん

そうですね。全国でも数少ないって聞いているので、ひとつの目標ではあります。

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将来、いつかマスターラインマンになりたい!という気持ちはあるということですね。

猪股さん

はい。そうです。

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それはぜひ未来に期待したいですね。

ところで、仕事のオフの時はどんな風に過ごされていますか?

猪股さん

自分は釣りが好きなので、釣りに行ったり・・・。

あとはスノーボードも好きなのですが、会社にスノボ好きな先輩もいるので、先輩と一緒にスノーボードをしに行ったりとかですね。

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先輩とスノーボードに行くというのは、やっぱり社内の仲がいいんですね。

川﨑さんも釣りがお好きらしいですが一緒に行ったことは?

猪股さん

ないです(笑)。種類が多分違うんです。

僕は渓流の、管理釣り場とか行くんですけど、多分川﨑さんはアユ(釣り)とかをやっていると思うんですよね。

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そうだったんですね。やっぱり体を動かすのがお好きなんですね。

​ところで、後輩が今どんどん増えてきている状況だと思いますが、未来で一緒に働く人や、今一緒に働いている後輩たちになにか一言メッセージをいただけますか。

猪股さん

やってみて思うのは、大変なこととかもありますけど、うちの会社に来たらやっぱり楽しく、多分仲良くできるし、あとは仕事の内容自体もやりがいがたくさんあると思うので、一緒に頑張りましょう!っていう感じですかね。

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身近な後輩には何かメッセージはありますか?

猪股さん

「一緒に桃鉄しよう!」くらいですかね(笑)。

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時代や形は違えど、ちゃんと先輩が後輩に、後輩がそのまた後輩に繋いでいけている印象ですね。

今26歳ということでまだまだこれからだと思うんですけど、ちょっと未来の自分に向けて何か一言声をかけるとするならば、何かありますか?

猪股さん

自分の目標が、自分の仕事もやりつつ、後輩を上手く使って(現場を回して)流れを良くしていきたいなっていうのが目標としてあるので、もうちょっと周りを見て、後輩の面倒を見ながら仕事を頑張ってください。頑張れたらいいな、みたいな感じです。

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周りを見ること、とても大切ですね。

猪股さんが大事にしている言葉や大事にしていることはありますか?

猪股さん

入ったばかりの時の話になっちゃいますけど、入りたての頃、やっぱり一生懸命がむしゃらにやってるつもりではいたんですけど、いつも怒られて・・・っていう時があって。

その時にちょっと近くにいた先輩に「どうしたらいいんですかね?」と相談したら、「君は頑張っているつもりなだけであって、傍から見たらそうでもないよ」といったようなことを言われた時があったんですよね。

その時に、ああ、誰になんて言われても、自分で一生懸命頑張ったって自信を持って言えるくらい毎日頑張ったらいいんだ、と思ったので「一生懸命」という言葉は大事にしています。

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かっこいいですね。

人からの評価を基準にするのではなく、自分が自分に頑張ったと自信を持って言える。

すごく素敵だと思います。

そん今度お子さんが生まれると伺っておりますが、そこに対して(株)スカイテックさんは会社としてのサポートが手厚いと感じて、こういった現場にもこのようなサポートが行き届いているのを知って僕は今日ちょっと驚いたんです。

これからこの業界に入る方の希望にもなると思うので、差し支えなければ、猪股さんの現状、近況を教えていただけますか。

猪股さん

自分は一週間後に子供が産まれるんですけど、産休は申請すれば1ヶ月くらいはもらえる感じだったと思います。

あとは地元が会津ということがあるので、会津から近い現場にさせてもらったりしています。

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それは素晴らしいですね。

確かに車だと東京に戻るよりは現場(注:この日の現場は日光市)が近いですよね。

そんな風に会社が一緒になってくれて、子供が生まれるから、現場を近くしてくれて帰れるようにしてくれて・・・とやっぱり従業員やその家族、あくまで「人」を大事にしている会社なのかなっていうのが伝わってきますね。

猪股さん

ありがたいですね、本当に。

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では今申請されて1ヶ月後に戻ってくるということですか?

猪股さん

一応自分は(育児休暇が)あるんですけど、使わない予定でいます。

1週間か2週間くらい(の休み)かな。

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そうなんですね。その・・・使わない理由って何かあるんですか?

猪股さん

使わない理由は・・・自分の貯金がないからですね(一同笑)。

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なるほど。お父さん頑張って働こうっていうことですね!

猪股さん

そうですね。

父親になるので頑張って働こうかなって感じです。

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いいですね、貯金もできますしね。

今日は素敵なお話をありがとうございました。

猪股さん

ありがとうございました。

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